転職活動

今日は、私の転職活動について書いてみようと思います。

ノウハウ指南でもなんでもない雑記ですが。

 

私が転職活動を意識したのは2019年の秋でした。

当時勤めていた会社は日系の通信会社で、念願の本社勤務で

周りの人間関係にも恵まれながら、楽しく仕事をしていました。

 

それまでの地方での営業業務とは全く違い、企画・開発を行う業務で

異動したての際は、会議で出てくる単語が何一つ分からない状態でしたが

大変ながらも、自分の担当業務内で試行錯誤しながらそれが製品に反映されることが楽しく、充実した会社員生活を送っていました。

それがなぜ転職に至ったのか。理由は簡単で、その大好きな業務とのお別れの期日が迫っていたからです。

日系企業の悪しき側面かと思いますが、若手社員の育成方針として個人の能力よりも効率性を重視した配属システムで、決まった在籍期間で次の部署への異動は人事部の一任という取り決めの中、あと半年で異動が見えている中、自分のキャリアプランを見つめた結果、転職を決意しました。

実際に転職活動を本格化させたのは2020年の春でした。既にコロナ禍に突入しており、面接は全てオンライン面接という状態でした。

そうした状態で、カンペが手元に準備できるということもあってか笑、選考自体は順調に進んでいきましたが、その中でも印象に残っている面接が一つ。

 

ある大手コンサルティングファームの面接で、マネージャークラスの女性が担当されました。

瞬間的に面接官が女性であることが不利に働くのでは、という予感はしましたが、問われる質問ややり取りは他のファームと変わらず、面接は進んでいったのですが…。

 

熱意をもって仕事を辞めずにキャリアアップを図っていきたいという話をしたところ、

その面接官から、

「仕事のモチベーションなんて長くは続かない。私だってモチベーションが低い時期が有った。あなたには働きやすさも考慮した転職活動をすべきだ」

と言われました。

仕事が楽しくて仕方なく、その楽しさを追求したく転職活動という挑戦をしていた当時の自分としては、コンサルでバリバリ働かれて若くしてM(マネージャー)に上がっているような女性に言われたその一言は衝撃だったのでした。

 

20代の転職活動で、見落としがちなポイントとして

”仕事のモチベーションには、波がある”ということを認識する必要を知りました。

特にこれから結婚したり、家族を持つことを考えている人は、仕事への考え方が変わらなくても否応なしに、注ぐ力をコントロールしなければならなくなります。

熱意をもって転職活動に臨もうとするときに、その会社で(もちろん仕事は仕事としてこなすのが大前提ですが)熱意が下がった時の働き方をイメージできるか?

その視点も転職活動には必要かもしれません。